富士山の麓から5合目へ鉄道を走らせる構想について、山梨県富士吉田市内の企業などでつくるグループが、県に対し構想を推進するよう要望しました。
要望書を提出したのは、山梨県富士吉田市内の企業や市議会議員などでつくる「富士五湖の未来を考える会」です。
要望書では登山鉄道の実現が環境保護や観光価値の向上につながるとして、構想の推進を求めていて、架線を使わない次世代型路面電車=LRTの採用が望ましいとしています。
グループの発起人代表で富士山の銘水の社長 粟井英朗さんは、富士吉田市内の自宅の庭に自費でモデル線を建設して、3年後には実証実験をスタートさせたい考えを明かしました。
富士五湖の未来を考える会 粟井英朗発起人代表:
成功のために努力とあらゆる知恵を出すことを惜しまない。(県には)どんどん推進を早める、地域を良くすることを期待している。
要望に対し長崎知事は「意見をしっかり受け止めて向き合っていきたい」と述べ、構想推進への意欲を示しました。
富士山登山鉄道構想を巡っては、山への負荷や災害のリスクなどから慎重論や反対論も出ています。
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