ワクチンの供給の遅れに伴い、山梨県内で予定されていた「職域接種」の申請が10件取り下げられていたことが分かった。県によると、ワクチンの供給不足で承認が見送られていた職域接種は先月までに、県内で申請があった39件のうち29件が承認を受けた。10件は自治体の接種と時期が重なったり、医師や会場を改めて確保できなかったため事前に申請が取り下げられたという。申請を取り下げた団体は、理由について「自治体の集団接種なども始まり、職域接種の希望者が大幅に減った」などと話している。度重なる日程変更や希望者の減少で結局、他の団体と合同接種を余儀なくされた団体は「医師の確保や希望者への連絡に振り回された、国の見通しが甘かったとしかいえない」と指摘する。承認を受けた29団体については順次、ワクチンの供給が始まっているという。
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