静岡県は県内の農林水産関連の事業者と長野県のスーパー「ツルヤ」とのオンライン商談会を9月下旬に開く。静岡、山梨、長野、新潟の4県がそれぞれ各県の地産品を購入しあう「バイ・山の洲(やまのくに)運動」の一環で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける事業者などの販路開拓を後押しする狙いだ。
農林水産物の生産者のほか、食品加工業者も参加対象にする。申し込むには県が開設した県産品の紹介サイト「バイ・シズオカ オンラインカタログ」への商品の事前登録を条件とする。専用サイトから13日まで申し込みを受け付ける。商談会の開催日は近く詰める。
ツルヤは長野県を中心に約40店舗を展開している。商談会には同社のバイヤーが参加し、テレビ会議システムを使い静岡県内の業者と商談してもらう。静岡県は「新型コロナの影響が続く中、広域経済圏での農林水産物のサプライチェーン(供給網)を構築したい」(マーケティング課)としている。