山梨市の住宅街にアライグマが相次いで出没し、農作物の被害も確認され地元住民が対策に乗り出しています。
山梨市歌田の住宅に設置された防犯カメラの映像にはぞろぞろと歩いている生物が…。アライグマです。
その数6匹。アライグマは庭を歩き回りおよそ30秒後に去っていきました。
8月19日の午後10時過ぎでした。
防犯カメラで撮影 奥平博文さん:
私も初めてですね6匹というのは。びっくりしました
翌日の午後8時前、今度は1匹だけが現れ、アライグマは防犯ブザーの音に反応して逃げ出しました。
奥平さん:
(罠やブザーは)絶えず場所を変えながらやらないと、懲りない動物ですから。
奥平さんが頭を痛めるアライグマ…。
アライグマは生態系に悪影響を与えるおそれがあるとして特定外来生物に指定されています。
この家の周辺では数年前からアライグマとみられる野生動物の食害が相次いで確認されています。
多い時には50房以上のブドウが食い荒らされたケースもあり、農業用ハウスにネットや罠を設置する農家もあります。
奥平さん:
ここはどうしても川の方に近いので野生の動物が来やすい場所かなと思います
県内で捕獲されたアライグマは昨年度が308匹で5年前の1.7倍に上っています。
アライグマは飼育や販売は原則禁止され、県は見つけた場合、各市町村に連絡するよう呼びかけています。
元記事を読む