山梨県中央市の家具職人荻野雅之さん(74)の国産ヒノキ製「楽つみ木」が児童施設などで人気だ。積み木は台形、四角形、長方形の3種類のみ。1辺が3センチに統一されており、平面で並べたり積み上げたり、組み合わせ次第でいろいろなものを再現できる。「心の成長につながる」(保育士)との声が寄せられている。
「わあ、倒れそう」。8月上旬、甲府市内で開かれたワークショップで、数組の親子が2万個の積み木で高さ1メートルを超えるタワーに挑戦していた。山梨県甲斐市の小学3年山本結愛ちゃん(9)は「ドミノもつくったよ」とはしゃいだ。
既に全国2千カ所に販売され、ケアを目的に小児病棟でも取り入れられた。ヒノキ製のため軽量で香りが良く、ぬくもりも感じられる。1セット数十個から万単位のものまであり、多様なニーズに対応する。