ガソリン価格の高騰が続いていますが11月24日、岸田首相は国が備蓄する石油の余剰分を放出する方針を表明しました。山梨県内のドライバーからは歓迎する声が決まれました。
山梨県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は11月15日の時点で1リットル171・4円で、依然13年ぶりの高値で推移しています。24日もガソリンスタンドではドライバーからガソリン高騰に悲鳴が上がっていました。
価格高騰について石油情報センターは、新型コロナからの経済回復で世界的に原油の需要が高まっているためとしています。
こうした中、岸田首相は国が備蓄する石油の余剰分を放出する方針を表明しました。
これはアメリカのバイデン大統領が11月23日、石油備蓄を放出すると発表したことを受けたもので、日本や中国、インドなど主な消費国と協調して放出することで、高騰が続く原油価格を引き下げる狙いがあります。
価格高騰を抑制する目的で国が備蓄する石油を放出するのは初めてです。
こうした政府の対策についてドライバーたちからは歓迎の声が聞かれました。
一方甲府市内のガソリンスタンドは、灯油なども含め石油製品の需要が高まる12月が一番のかき入れ時ということで、いつ価格が下がるか気をもんでいました。