甲州市が進めていた、JR勝沼ぶどう郷駅前公園に展示されている電気機関車「EF64-18」の塗り替え作業が終了し、市は一般公開を再開した。市は今後、公園にある甚六桜の開花時期に合わせたイベントなどを通して市のシンボルとして活用していく。 市観光商工課によると、駅前公園のEF64-18は貨物を引っ張る先頭車両としてJR中央線などを走り、2005年に引退。06年にモニュメントとして設置された。 経年劣化が目立つことから、市は「国鉄色」と呼ばれる青とクリーム色の車体を復活させるプロジェクトを開始。インターネット上で募った資金などを使い、昨年12月から塗装をはがす「ケレン作業」や、ペンキの塗り替え工事を進めていた。 2月中旬に工事が完了。2月19日に足場が外され、リニューアルした車体の公開を始めた。同24日には鈴木幹夫市長らが現地を訪れ、以前の写真と見比べながらきれいになった車体を視察した。 市は3月中に寄付者限定のお披露目イベントを開く。市観光商工課の担当者は「たくさんの支援のおかげで当時の姿をよみがえらせることができた。多くの人に見てもらうことで観光PRにつなげていきたい」と話した。
電気機関車青色映える 勝沼塗り替え完了公開を再開(山梨日日新聞)