全国の自治体や企業などからストラップのデザインを募集した「越前織ネックストラップデザインコンテスト2021」(福井・丸岡ファインテックス協同組合主催)で、南部町の作品が最高賞の大賞に選ばれた。南部茶やタケノコといった町の特産品などをデザインしている。 南部町の作品は、企画課の佐野良輔さん(34)がデザイン。「南部茶」を表現した緑色をベースに、タケノコや夏の風物詩「南部の火祭り」をイメージしたイラストをちりばめた。「手描きのデザインから、情熱と郷土愛が伝わってきた」(協同組合担当者)ことが評価されたという。 大賞受賞の賞品として、町には佐野さんがデザインしたストラップ50本が贈られた。現在、町職員が使用していて、町は商品として販売することも検討しているという。佐野さんは「町を代表するものをデザインに盛り込むことができた。町のPRに生かしていきたい」と話している。 コンテストは福井県坂井市の地場産業「越前織」を広めようと、2015年から行われている。越前織に関わる業者らでつくる協同組合が企画。6回目となった今回は全国の自治体や企業、学校などから192作品の応募があり、大賞には10作品が選出された。
南部のストラップ案最高賞 越前織コンテスト特産品をデザイン(山梨日日新聞)