緊急事態宣言などが、全国どこにも出されていない状況になるのは、約半年ぶりとなります。
秋の行楽シーズンを前にした山梨県内の観光地からは、歓迎の声が聞かれました。
河口湖の湖畔にあるホテル四季の宿富士山。
宿泊客の約７割は、首都圏からです。
１０月以降に多く予定されている首都圏などの小中学校の修学旅行は、緊急事態宣言の解除が前提となっていて、期限通りの解除にほっとした様子でした。
ホテルでは今後、コロナ前の７割から８割ほどまで宿泊客が回復するのではないかと期待しています。
「これから秋の行楽シーズンに向けて、大いに期待している。お客様からたくさんのお問い合わせをいただいている。年末年始に関しては、部屋も大分埋まってきているので、多分皆さん本当に出かけたいなと思っていらっしゃるんだと思う」（四季の宿富士山・
山下祐司支配人）。
一方、旬の野菜や果物が観光客に人気の道の駅なるさわでは、週末は感染拡大前の７割から８割ほどまで客足が戻っていますが、紅葉シーズン前の宣言解除で、さらなる観光客の回復に期待を寄せています。
「今から紅葉が始まってきますので、秋の果物なんかもたくさん出てくるので、（客足が）戻っていただけるとうれしい」（道の駅なるさわ・小林里恵さん）。
一方で、「お店としても感染症対策をたくさんしているが、やっぱり、やり切れないというか、もしも（コロナに）なってしまったらどうしようという気持ちがあるので、ちょと複雑な部分もある」と言います。
道の駅なるさわでは、感染症対策をさらに徹底して利用客を迎えたいとしています。
