去年、山梨県内に経済的な理由で医療を受ける機会が遅れ、死亡した人が4人いることが分かりました。
山梨民医連=山梨県民主医療機関連合会が、県内の共立病院と診療所、合わせて9の医療機関を対象に行った調査によりますと、去年経済的な理由で医療を受けるのが遅れ、亡くなった人が4人いたということです。
これは全国で2番目の多さでした。
4人は、40代から70代の男性で、十分な収入がなく保険料を支払えずに無保険状態になったり、医療費を気にして受診をためらったりしていたということです。
また、県外ではコロナ禍の影響とみられる事例も確認されていて、山梨民医連は「県内でも経済的に一層厳しい状態となり、体調に不安を感じつつも受診をためらう人が多くいるのではないか」と話しています。