新型コロナ感染拡大を受け8月24日、山梨県は、学校に対し密を避ける取り組みを求めました。
これを受け甲府市では、8月26日に予定されていた中学校の2学期の始業式を、8月27日に延期することを決めました。
また、富士河口湖町の小学校では急遽、校庭での始業式を取りやめ、運動会の延期を決めるなど教育現場は対応に追われました。
県内では、南都留郡などの小中学校で、8月25日に2学期が始まり、このうち富士河口湖町の小立小学校では、朝から子どもたちが夏休みの宿題などを抱えて元気に登校していました。
一方、感染拡大を受け、県は8月24日、県内すべての小中学校や高校などに、分散登校や行事の延期といった密を避ける取り組みを求めました。
このため小立小では、校庭に全校児童を集めて実施する予定だった始業式を急遽、各教室でオンラインでの開催に切り替えました。
また、まん延防止等重点措置期間中の9月11日に開催予定だった運動会も1週間の延期を決め、児童に延期を知らせる資料を配布しました。
さらに今後の感染状況をみながら、9月30日からの修学旅行の日程調整や分散登校、オンライン授業などの実施を検討していく方針です。
一方、甲府市では8月26日に予定されていた中学校の2学期の始業式を8月27日に延期することを決め、始業式も時間をずらした2部制とするよう小中学校に要請しました。
そして、8月30日からは小中学校共に、1日おきの分散登校を実施するとしています。
また、富士吉田市も人数の多い学校では、各教室の児童数を減らした分割授業の実施や、4校すべての中学校の学園祭は、9月11日からの延期を決めました。