8軒のワイナリーが集まる「勝沼ワイン村」(甲州市勝沼町勝沼)の売店で、障害のある人が描いたラベルのワイン(限定1000本)が販売されている。
ラベルを描いたのは、甲府市を拠点に活動するアーティスト、関根悠一郎さん(21)ら2人。ワイン村にある東夢ワイナリーの荒沢秀樹社長(48)が、関根さんの絵に感動し、ワインのラベルにしようと企画した。
関根さんはアスペルガー症候群で、11歳の時に統合失調症を発症した。ラベルに採用されたのは、10歳の頃に、赤く染まった月をモチーフに描いた作品「紅桜赤月」。画用紙に黒いペンで描かれた
緻密(ちみつ)
な絵だ。
荒沢社長は「飲み終わった後の空き瓶はぜひ飾ってほしい」と話していた。問い合わせは東夢ワイナリー(0553・44・5535)へ。