県観光文化部埋蔵文化財センターは、山梨の縄文土器の文様をモチーフにした西嶋和紙製カップスリーブを製作した。 カップスリーブは、熱い飲み物を入れた紙コップなどに付けて持ちやすくするもの。山梨県は豊かな縄文文化が発展した”縄文王国”として知られ、優れた造形美を持つ縄文土器を身近に感じてもらおうと企画した。一の沢遺跡(笛吹市)や重郎原遺跡(甲州市)などから出土した土器文様10パターンを用意。竹炭を混ぜて脱臭・抗菌効果があるグレーの西嶋和紙を使用し、レーザーで文様を焼き付けている。ストラップ付き。 800個製作した。文様を採用した土器の写真や遺跡を紹介した台紙を付け、甲府・県立考古博物館に来館した希望者に配布している。21日に甲府・県防災新館のやまなしプラザで開く「Jomon Cafe(縄文カフェ)」の来場者にプレゼントした。 縄文カフェでは、金の尾遺跡(甲斐市)の土器などを展示するほか、縄文文様を付けるワークショップなどを行う。午前10時半から午後3時(受付は午後2時半まで)。問い合わせは埋蔵文化財センター、電話055(266)3016。
カップスリーブに縄文文様 埋蔵文化財センター西嶋和紙で10種類(山梨日日新聞)