山梨県は20日、富士吉田市の富士急ハイランドで昨年12月以降、ジェットコースター「ド・ドドンパ」の利用客4人が首の骨折など1~3カ月のけがを負っていたと発表した。
県は富士急ハイランドから今月17日まで報告がなかったとして行政指導し、21日に国とともに立ち入り調査を行う方針を示した。
同社によると、ド・ドドンパはスタートから1.56秒で時速180キロにまで加速する人気アトラクションで、昨年12月以降に約21万人が乗った。
同社は20日、点検のため今月12日から運休にしていると発表。「負傷との因果関係はいまだ確認できていない」と説明している。
県は国の通知に基づき、遊戯施設に対し事故が発生した場合は速やかに報告するよう毎年求めている。死亡や重傷事故は原因に関係なく、報告が義務付けられていた。〔共同〕