ひっ迫する医療体制を受けた山梨県の対応です。
長崎幸太郎知事は8月20日の会見で、新型コロナに感染し、入院または宿泊療養し快方に向かっている患者を自宅療養に移す体制を、24日から始めるとしました。
これは山梨県医師会と調整を進めていて、新規感染者の症状に応じ、まずは入院または宿泊療養への入所は行い、その後、医師の判断で自宅療養に移すということです。
なお自宅でも、看護師が毎日健康観察を行うほか、24時間の相談体制を構築するとしています。
また宿泊療養施設については、東横イン富士河口湖大橋で、山梨大学の協力のもと、8月24日から医師を常駐させ、点滴や酸素吸入といった治療や薬の投与を行うなど、医療体制を強化することにしています。
県内の20日午前0時時点の入院患者は215人で、宿泊療養が424人、病床使用率は78%で、このままのペースで感染者が出続けると、今月下旬には入院できなくなる患者が発生する恐れもでています。