斉藤寛氏（25）　武田信玄の教えと一里塚

甲斐の国（現在の山梨県）の戦国武将、武田信玄公がこんな言葉を残しています。「およそ軍勝五分をもって上となし、七分をもって中となし、十分をもって下となす」。勝ちは五分でいい。五分ならさらに努力するけれど、七分勝つと怠け心が生まれてしまう。十分勝つとおごりが生まれ、次の戦（いくさ）では負けるというのです。そして、この心がけは戦に限ったことではないと言っています。…

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