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2021/09/08 ,

ワクチン職場接種 2か月遅れで決定の団体「期待と落胆」

ワクチン職場接種 2か月遅れで決定の団体「期待と落胆」

連日、各地で接種が進む新型コロナワクチンについて。
ワクチン不足で職場接種が2か月遅れで始まることが決まった団体は、期待と落胆が入り混じった複雑な思いを打ち明けました。新型コロナワクチンの職場接種を実施する山梨県の笛吹市商工会です。
商工会では、7月24日の接種開始を目指して国に申請をしていましたが、ワクチン不足による承認の遅れなどの影響で、接種開始が本来の希望より2か月遅れの9月25日にまでずれ込みました。
笛吹市商工会の若杉成剛会長は「観光シーズンに間にあわせたかった」と話しました。
接種の対象は、会員企業の従業員やその家族などで、4000人規模となる想定でしたが、国の承認を待つ間に市の集団接種などが進み、現時点での接種希望者は1200人程と約7割がキャンセルとなりました。
さらに、職場接種で使用するモデルナ製ワクチンの一部に異物が混入していた事案などの影響で、現在でもキャンセルの連絡が続いているということです。
こうしたキャンセルで不要となったワクチンは、その数を当初の申請数から差し引き、実際に使用する分だけが国から供給されることになっています。
しかし、商工会は県の呼びかけに応じて受験を控えた県内の予備校生約100人の接種に協力し、確保したワクチンを有効活用しようと調整を進めているということです。
職場接種は、国の供給体制に翻弄されましたが、一方で若杉会長は地域の結束が高まったと感じています。
県によりますと、職場接種を巡っては、県内の申請39件中10件は国のワクチン受付停止などを受け取り下げています。
こうした状況に若杉会長は、国には計画的な対応を求めています。

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