「ほっぺちゃん」など子供向けの雑貨販売で知られる中央市の「サン宝石」が、甲府地裁に民事再生法の適用を申請しました。
負債額は21億7000万円に上るとみられます。
帝国データバンク甲府支店によりますと、サン宝石は1965年に創業し、これまでに小中学生向けのアクセサリーや雑貨などの通信販売や、全国44か所に直営店を展開してきました。
またオリジナルキャラクター「ほっぺちゃん」が人気となり、2013年にはおよそ42億6400万円の売上を計上しました。
しかし、「ほっぺちゃん」の人気に陰りが見え始めたことや、同業他社との競合で売上が低迷したことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で急激な収益悪化となり、資金繰りが限界に達したということです。
そして8月27日、甲府地裁へ民事再生法の適用を申請しました。
負債額は、およそ21億7000万円に上るとみられます。