山梨県教育委員会は26日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うまん延防止等重点措置の期間中(9月12日まで)の県内小中学校による2学期授業の対応をまとめた。上野原市が全7小中学校の授業をオンラインに切り替えるほか、8市町の計91校が学年やクラス、居住地域などで登校時間をずらす分散登校を導入。また、密集などを避けるため授業を2教室に分ける分割授業は、7市町計7校が導入し、ほかに検討中の学校もあるという。
上野原市は、8月25日に新学期を迎えたが30日~9月3日は初めてオンライン授業を導入する。同市によると、児童、生徒全員に配布されているノートパソコンを家庭に持ち帰り、インターネットを通じて授業を受ける。ネット接続の環境が整っていない家庭には、モバイルルーターを市が貸与し通信料は市が負担する。6~10日は感染状況を見て、オンライン授業を延長するか、分散登校にするかを検討する。【山本悟】