新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を巡り、厚生労働省の分科会が接種間隔の短縮を可能としたことについて、山梨県の長崎知事は「自治体の準備についても考えてほしい」と苦言を呈した。3回目のワクチン接種を巡っては、厚労省の分科会が2回目接種から概ね8カ月以上たった人を対象とする一方で、自治体の判断で6カ月に短縮できるとしていた。この方針に対し、長崎知事は16日、会見で接種券の印刷などに時間がかかるとし「自治体の準備の状況を踏まえて話をしてほしい」と述べた。また、接種間隔について市町村や関係機関と協議を行う考えも示した。一方、堀内ワクチン担当大臣は会見で接種間隔は8カ月以上が基本であり、6カ月への短縮は例外的な対応であるとの認識を示した。その上で「現在の感染状況では自治体は8カ月を前提に準備をしてほしい」と述べた。なお、県内では16日、新型コロナウイルスの感染発表はなかった。感染者ゼロは20日連続だ。また、15日時点で医療従事者を除き1回目のワクチン接種を終えたのは73.59%、2回目を終えたのは72.15%となっている。
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