新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種について12月6日、岸田総理は「出来る限り前倒し」することを表明しました。
これを受けて、自治体からは「医療従事者やワクチンは確保ができるか」といった困惑が広がっています。
岸田総理は12月6日、オミクロン株に対応するため、これまで「2回目の接種から原則8か月以上」としていた3回目のワクチン接種について、出来る限り前倒しする方針を示しました。
これに対し、原則通りに準備を進めていた山梨県内の自治体では…。
北杜市は「会場や医療従事者が確保できるか心配」。
笛吹市は「高齢者は前倒しした場合、インフルエンザワクチンの接種と重なる。混乱を招くため、安易に前倒しできない」と話しています。
一方、12月6日から医療従事者の3回目接種の予約が始まった甲府市では、事前に前倒しの可能性も想定していたため、打ち手や会場の確保はできるということですが、「安定的にワクチンが供給されるのか」という懸念材料があるとしています。
また、対象となる人や前倒し接種の開始時期も示されていないため、具体的な計画が立てられないと話します。
厚生労働省は今後、前倒しする人の優先順位を決める方針です。