トリケミカル研究所が11月30日に発表した2021年2~10月の連結決算は、純利益が前年同期比18%増の31億円となった。同期間として過去最高だった。半導体需要の増加で、国内外で半導体製造設備への投資が活発となり、半導体製造に使う化学材料が好調だった。
売上高は16%増の85億円、営業利益は7%増の23億円だった。全社を挙げての経費削減を継続して収益を向上させたほか、韓国関係会社に関する持ち分法による投資利益の計上なども貢献した。
22年1月期の純利益は前期比15%増の38億円と従来予想を据え置いた。売上高は12%増の110億円を見込む。