県有地問題を議論する県議会の特別委員会が廃止されたことを受け、「自民党誠心会」は28日、公共施設を含む県有資産の運用に関する検証特別委員会を新設する議案を県議会9月定例会に上程した。県有地特別委に代わるチェック機関として、全ての県有資産の活用の在り方を検証するのが目的だ。30日の本会議で採決される見通し。一方、「自由民主党・山梨」など3会派も28日対抗し、別の特別委新設を求める議案を提出した。【梅田啓祐】
県有地特別委の廃止をめぐっては、議会が二分されているだけでなく、市民団体が「議会の自殺行為だ」と議会に抗議するなど県民から疑問視する声も出ていた。