「虫切り霊場」として知られる富士川町の昌福寺で子どもたちの健やかな成長を願う「虫切加持祈願」が行われている。富士川町の昌福寺に300年以上に渡って伝えられる虫切加持は、12代住職の一道院日法が残したとされる秘法で、夜泣きや癇癪など子どもの「疳の虫」を鎮めるとされる。春と秋の彼岸に合わせて年2回行われていて、ことしも新型コロナ対策で1回あたりの人数を少なくして受け付けている。祈願では住職が男の子には左手、女の子には右の手の平にそれぞれ食紅で「経」の文字を書いた後、読経をあげて子どもたち1人ひとりの健やかな成長を祈った。昌福寺の虫切加持は彼岸が明ける26日まで行われる。
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