北杜市は1日、山梨住宅工業(同市長坂町長坂上条)と災害時の協力に関する協定を結んだ。同社は、所有施設の提供や物資調達、輸送などで協力する。 協定には、同社が所有する敷地を、物資運搬に使う車などの駐車場として開放することや、一時的に物資の保管場所として利用可能とすることなどを盛り込んだ。 市役所で行われた調印式で、上村英司市長と山梨住宅工業の北原正倫社長が協定書に署名した。上村市長は「連携して災害に向き合っていきたい」とあいさつ。北原社長は「この協定を軸に、地域防災や市民の安全を守れるよう努めていきたい」と話した。 同社は、災害の際に近隣住民らと協力し、被害を最小限にとどめることを理念としていることから、市に防災の協力を申し出ていたという。防災の日の1日に合わせ、協定を締結した。
物資保管や輸送で災害時協定を締結(山梨日日新聞)