中部横断自動車道の下部温泉早川IC~南部IC間が29日開通した。これで山梨~静岡間は全線開通となる。 中部横断自動車道は静岡県静岡市を起点に山梨を経由して長野県小諸市にいたる延長約130㌔の高速自動車国道。国交省が管轄する六郷IC~富沢IC間はフォッサマグナ特有の固い地盤や柔らかい地盤が入り組む難工事となった。この間、事故で作業員7人が命を落とし2017年度の予定だった開通時期は3度延期される。 こうした中、最後まで残っていた下部温泉早川ICと南部ICの間の13.2キロが開通し山梨ー静岡間の全線が開通した。開通式で長崎知事は関係者に謝意を伝え今後の経済効果への期待感を示した。 今回の開通で山梨県庁から静岡県庁までの所要時間は17分短縮され約1時間35分になる。なお北部区間は八千穂高原ICの南側で環境アセスメントの手続きが行われている。
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