夏の富士登山の終わりを告げる伝統行事「吉田の火祭り」が26日、富士吉田市で行われた。高さ約3メートルの大
松明(たいまつ)
約90本が、晩夏の夜空を赤く彩った。
祭りは400年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。昨年は新型コロナウイルスの影響で、松明に火をともすのが中止された。今年は屋台の出店を取りやめ、参詣自粛を求めるなど感染対策に配慮して実施された。
市内に住む男性(46)は「この光景を見られて率直にうれしい。大勢の人の協力で開かれたことに感謝したい」と感慨深げだった。