春を呼ぶ伝統の祭り、山梨県南アルプス市の「十日市」がこれまでの2月10日と11日の開催から来年以降は10日に近い土日開催になることが分かりました。
十日市
「十日市」は甲府盆地に春を呼ぶ伝統の祭りで、売っていないものは「猫の卵と馬の角」と言われるほど品ぞろえが豊富であることで知られています。
400年を超える歴史があり、毎年2月10日と11日に行われてきました。
しかし、来年は…。
十日市祭典実行委員会 小野仁士実行委員長:
「従来通りの開催が困難になってきたということで、今回は大きく形を変えて実施する」
祭りの開催が「2月10日に近い土日」となり、来年の開催は8日と9日になりました。
さらに、開催場所も変更されます。
これまでは約1.1kmの県道上でしたが、縮小して若草瓦会館周辺を第1会場に。
そして歩いて約5分離れた商業施設・fumottoを第2会場としました。
これまでなかった、2か所に分散した開催です。
変更の背景は「交通と環境の変化」です。
十日市祭典実行委員会 小野仁士実行委員長:
「fmottoという商業施設がオープンして、交通の流れも変わってきた。(従来の)通りが非常に狭くて、両方へ出店すると真ん中が込み合ってなかなか買い物もできない状況も時々出てきた。臨機応変に形を考えながら、楽しい・思い出に残る祭りにしたいということが一番の目的」
また、来年の十日市はこれまでの木工品や甲州だるまの販売に加えて、新たに、骨董市やクラフトマルシェ、キッチンカーなどが出店し11月下旬に募集要項が発表される予定です。
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