SNSでのやりとりで恋愛感情を抱かせ航空券をだまし取ろうとした詐欺を未然に防いだとして、山梨県富士吉田市の旅行会社に感謝状が贈られました。
富士吉田警察署から感謝状が贈られたのは富士急トラベルと従業員の武藤香織さんです。
武藤さんは4月、80代の女性が航空券を購入しようと店を訪れた際、詐欺を疑って警察へ相談を促し、未然に被害を防ぎました。
富士急トラベル 武藤香織さん:
「(女性が)私にメールを見せてくれた。その中であやしい文面があり、部長に相談した」
不審と感じたメールの内容です。
「武力抗争に巻き込まれ、24時間以内に出国しないと死んでしまう。直ぐに航空券を送って欲しい」
女性はリビアに住む40代の男性と名乗る人物とSNSで知り合い約2か月、メッセージのやりとりを続け、好意を持っていたということです。
恋愛感情を抱かせ現金などをだまし取るロマンス詐欺は、2024年県内では4月までに7件確認され、被害額はすでに1億1000万円にのぼっています。
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