山梨県と甲府市は23日、新たに58人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の病床の使用率は初めて8割を超え危機的な状況が進行している。感染が分かったのは、10歳未満~90代の男女58人で50人が軽症だ。月曜日としては過去最多となった。また、この土曜日、日曜日には合わせて173人の感染が判明した。このうち甲府市の介護施設では職員と入所者の計12人が感染するクラスターが発生した。今月の感染者は1518人で累計は延べ3932人となった。県内の病床使用率は初めて8割を超え、82.3%となった。10万人当たりの療養者の87.4人と、新規感染者の73.7人ともに過去最も高い水準となっている。また、県が算出している重症用を除く入院病床と宿泊療養施設を合わせた使用率は86.4%に上っていて、県は「医療提供体制に深刻な影響が出る段階」としている。今後1日100人ペースで新規感染者が発生すると、26日には入院できなくなる患者が出る恐れがあるとという。
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