内閣府が発表した5月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)が、甲信越では前月比3・8ポイント上昇の55・0と改善した。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行し「グループ旅行などが動き出し、感染症発生前と同程度まで回復している」(観光型旅館)「予約状況がかなり埋まってきている」(高級レストラン)などの報告が寄せられた。
指数は、好不況の分かれ目となる50を4カ月連続で上回った。全国12地域の中で上昇した6地域のうち、甲信越の上昇幅は最も大きかった。