山梨県のJA南アルプス市の30代の男性職員が、組合員から集めたおよそ580万円をフォークリフトの修理代などと偽り私的に流用したとして、2月に懲戒免職処分となりました。【写真で見る】
JA南アルプス市によりますと着服していたのは、管内にある共選所の販売部で会計などを担当していた30代の男性職員です。
男性は、2022年の3月以降、組合員から集めた出荷経費をフォークリフトの修理費や苗木の補助代などと偽り、複数回にわたって現金を出金し、およそ580万円を着服したということです。
余った経費は、年度末に組合員に返金されますが、返金していないことを販売部長が不審に思い、調査したところ着服が見つかりました。
男性職員は、「私物の購入費や借金の返済に充てた」と着服を認めたということです。
JA南アルプス市は、2月10日付けで男性職員を懲戒免職、上司の参事や部長などを減給1か月の処分としました。
2月上旬に全額が返済され、JA南アルプス市では、刑事告訴はせず、「管理体制を一層強化する」などとしています。
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