JR東日本八王子支社がまとめたお盆期間(8月6~17日の12日間)の中央線特急列車の利用状況によると、八王子―相模湖駅間の利用客は13万2千人で、2020年の同時期(11万6千人)と比べ13%増えた。ただ、新型コロナウイルスの影響がなかった19年の同時期(40万6千人)に比べると68%少なかった。
同支社の担当者は「満席となる特急もあり、ワクチン接種が進んできたことで乗客が増えたとみられる」と話している。全国(31%増)に比べ増加幅が小さかった点は「首都圏の緊急事態宣言などの影響を受けやすかったことも一因ではないか」としている。
同区間の下りは6万7千人で20年比16%増、上りは6万5千人で同10%増だった。19年に比べると、下りは67%減、上りは68%減。利用客が最も多かったのは下りが7日の9千人、上りが9日の8千人だった。
乗車率が最も高かったのは、下りが7日のあずさ13号、上りが15日のかいじ36号で、いずれも乗車率は106%。乗車率が100%以上になった特急は期間中で計6本だったという。