株式会社八芳園(代表取締役:長谷晴義、東京都港区白金台1‐1‐1、以下「八芳園」)は、2021年秋、包括的連携協定を結んでいる山梨県山梨市とともに、山梨市の未利用フルーツを使用したフードロス削減への取り組み「山梨市フルーティピッツァプロジェクト」を本格始動いたします。プロジェクトの本格始動を前に、2021年8月18日(水)~22日(日)、山梨市の未利用の桃を使用したフルーティピッツアを、東京・白金台のポップアップ型ショールーム「MuSuBu」にて先行販売いたします。
山梨市の未利用の桃を使用したフルーティピッツア
2021年3月、八芳園は山梨県山梨市との「包括的連携協定」を締結。
「継承と創造」を基本とし、人と食を結ぶ持続可能な事業づくりを行っている八芳園は、これまでのプロデュース事業の中で培ってきたフード開発力の強みを活かし、包括的連携協定を結ぶ山梨市での未利用の農作物などを活用した、フードロス削減へと繋がる新たな食の商品開発に取り組んでまいりました。
そして2021年秋、次なる新たな取り組みとして、山梨市の未利用フルーツを使用したフードロス削減への取り組み「山梨市フルーティピッツァプロジェクト」を本格始動いたします。
さらに、プロジェクトの本格始動を前に、2021年8月18日(水)~22日(日)、完成したフルーティピッツアの先行販売が決定!東京・白金台のポップアップ型ショールーム「MuSuBu」にて開催する『山梨市フルーティフェス』にて販売いたします。
このフルーティピッツァを通して、「フードロス」の削減による持続可能な社会への貢献を目指し、山梨市の桃の魅力を新しいカタチで流通させるより一層のプロモーション強化を目指してまいります。
山梨市との交流の中で知った、「フードロス」を始めとする様々な課題
果物や野菜を作るのに適した「内陸性気候」により、ぶどう、もも、すももの日本一の生産量を誇る山梨県山梨市。落葉果樹の栽培に適した自然条件を最大限に生かして作られた果物は、全国から高い評価を受けています。
その一方で、市内における農業従事者の高齢化は進み、「農作業の負担」「労働力不足」など、様々な課題を抱えているのが現状です。
主に課題として挙げられるのが、「フードロス」。
農業は天候に大きく左右される自然事業であることはもちろん、中でも桃は完熟するとすぐ地面に落ちてしまう上、足が早いため素早く収穫して出荷する必要があります。
生産者の皆様も、「落ちた桃をどうにか出来ないか」と思う気持ちはあれど、まずは早く収穫し出荷をする必要があるため、農業従事者の高齢化・人手不足という問題も合わさり、避けられないフードロスが生まれてしまっています。
ホストタウン事業を通じて交流のあった山梨市のそのような現状を知った八芳園は、双方の資源を有効に活用した協働を推進し、山梨市のより一層のプロモーション強化および交流人口の拡大を目的とした「包括的連携協定」を締結。
持続可能な社会へ貢献する取り組みとして「フードロス」への課題解決を掲げ、その取り組みのひとつとして、この度の山梨市の未利用桃を使用した「山梨市フルーティピッツァプロジェクト」を企画いたしました。
フードロス削減を目指す、未利用の桃を使用したフルーティピッツァ
この度、八芳園と山梨市の共同で開発したフルーティピッツァは、フードロス削減への取り組みとして、山梨市で親子2代で桃農家を営む「土屋農園」さんの、未利用となってしまった桃を仕入れて使用しています。
仕入れた桃は、フレッシュなうちに八芳園のパティシエが加工し、北海道江別市のピッツェリア「EBEZZA」(※1)のご協力のもと、全国の皆様に堪能していただける冷凍ピザとして開発。
(左)「土屋農園」土屋裕紀氏
「土屋農園」土屋裕紀氏は、「シーズンを通じて桃を味わえるような食品であったり加工品が出来てくると、生産者にとって非常に嬉しいことですし、桃の季節だけの美味しさというのもありますけど、広くいろんな方に桃の美味しさを知っていただけて堪能していただけることは、生産者たちが望んでいることでもあります」と語ります。
(左)ロゴ / (右)パッケージイメージ
パッケージのロゴは、地元を想い、これまでの山梨市のイベントでもイラストを手掛けてきた山梨市市役所観光課 宮本愛弓さんが描いた山梨市のフルーツのイラストを使用。人と人を結び、想いをのせて届けるピザとして、山梨市のフルーツの魅力・あたたかさを感じる、どこか懐かしく、親しみやすいデザインに仕上げています。
今後も、山梨県山梨市∞八芳園の双方の強みを生かした連携により、未利用農産物などの有効活用による「フードロス削減」への取り組みに力を入れたSDGsの基本理念に基づく活動を進めてまいります。(※1) 北海道江別市のピッツェリア「EBEZZA」
八芳園が地方自治体のプロモーション支援に取り組む活動の中で出会った、北海道江別市のピッツェリア。
ピザ職人である宮本翼さんは、石狩管内でも有数の小麦産地である江別市でありながら、出荷をすると「北海道産」と表記されてしまうことを悔しく感じていました。
そこで、江別市の小麦を使用して自分が作るピザを「EBEZZA」と名づけ、「江別の誇りを、日本へ、そして世界へ。」を理念に掲げてピザ作りを続けていらっしゃいます。
〈先行販売決定!〉2021年秋のプロジェクト本格始動に先駆けて、ひと足早くフルーティピッツァが味わえる!
この度開発したフルーティピッツァは、「桃のピザ」「桃とマスカルポーネのピザ」の2種類。2021年秋の「山梨市フルーティピッツァプロジェクト」本格始動とともに販売開始を予定しております。
その販売に先駆け、2021年8月18日(水)~22日(日)、東京・白金台「MuSuBu」にて開催するポップアップイベント『 山梨市フルーティフェス 』にて、山梨市の未利用の桃を使用したフルーティピッツァの先行販売が決定!ひと足早くフルーティピッツァをご堪能いただけます。
イベントでは、桃の生産者である「土屋農園」の土屋裕紀氏の桃について、そして未利用桃の現実についての取材映像の他、山梨市のワイナリー「東晨洋酒株式会社」のワインの紹介や、山梨を拠点にサスティナブルブランドとして活動する「&CRAFTS(アンドクラフト)」さんによる、山梨杉を使用したアイススプーンづくり/デザートフォークづくり体験など、様々なコンテンツをご用意。
ヒト・コト・モノ、そして「食」通して、山梨市の魅力を存分にご堪能ください。『 山梨市フルーティフェス 』
開催日:2021年8月18日(水)~22日(日)
時間:11時00分~19時00分
場所:「MuSuBu」東京都港区白金台4-9-19 HAPPO-EN URBAN SQUARE 1階&2階
Youtube LIVE配信:2021年8月21日(土)11時30分~ https://www.youtube.com/watch?v=G2mc84CvMps
八芳園について
八芳園は、昭和18年の創業以来、豊かな自然環境づくりと、食生活への奉仕を通して、社会に貢献する総合イベントプロデュース企業です。「日本のお客様には心のふるさとを。海外のお客様には日本の文化を。」を理念に掲げ、「OMOTENASHIを世界へ」をミッションとして、MICE、結婚式をはじめとした、宴会・レストランなどの企画運営を展開、都心にありながらも江戸時代から続く約1万坪の由緒ある庭園を維持し、お客様へ至福の時を提供しています。
2020東京大会においては、ホストタウンアピール実行委員会に参画し、イベント及びフードプロデュースを担当しています。