米国が日本に桃の輸入解禁を求めたことを受け、国内有数の産地・笛吹市が国の対策を求めて県に要望書を提出した。県は独自にアメリカで桃の品質などを調査する考えを示した。県などによると、今年2月にアメリカから桃の輸入解禁要請があり、植物検疫上の問題がなければ早ければ数年で解禁される。12日、笛吹市の山下政樹市長らが長崎知事に要望書を提出し、産地を守るための施策を国が講じるよう働き掛けることを求めた。要望書は国に対し、アメリカ産桃の品種や生産量を調査し、影響について情報提供することや米国や中国に県産桃を輸出できるよう検疫条件を早期に設定するよう求めている」長崎知事は「強く働きかけをしていきたい」と述べた。また、長崎知事は今夏、県としてアメリカで桃の品質や販売価格を調査する考えを示した。結果を踏まえ対策を検討する考えだ。
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