北杜高の生徒は市内の事業者と連携し、市産食材を使った新商品を開発した。商品は市内の道の駅などで販売する。 同校総合学科総合情報ビジネス系列の2年生26人と、市が依頼したレストラン「萌木の村 ROCK」(市高根町清里)や金精軒製菓(市白州町台ケ原)など5事業者が参加。昨年10月から商品開発に向け取り組んできた。 5回にわたって商品概要やパッケージデザインなどを話し合い、2月中旬に6種類の商品が完成。カボチャとリンゴを練り込んだあんをパイ生地で包んだ和菓子や、6種の味が楽しめるソーセージセット、ブルーベリーのジャムパンなどを作った。 3月14日に同校で開かれた報告会で、代表生徒が開発商品を発表した。「萌木の村 ROCK」と共同で、同市明野町産のブルーベリーを入れたカレーを開発した2年野田賢心さんは「自分たちが考えて作ったものが商品になって達成感がある。将来起業したいと思っているので、この経験を生かしたい」と話した。商品は協力事業者の店舗や市内の道の駅などで順次販売する。 取り組みは2018年度に始まり、20年度までに計58種類の商品を開発している。
市産食材で新商品開発 北杜高生事業者と連携(山梨日日新聞)