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2022/01/28 , ,

富士山経済新聞 山梨県道志村発バレルサウナ 県産総ヒノキ造り、地元大工らとの連携で

富士山経済新聞
山梨県道志村発バレルサウナ 県産総ヒノキ造り、地元大工らとの連携で

 山梨県県産総ヒノキのインダストリアルバレルサウナ「BARREL BASE(バレルベース)」が1月1日、発売された。
バレルサウナの内部
 貸別荘宿泊業などを展開するハッピーコーポレーション(道志村)が、宿泊施設・キャンプ場・温泉施設・別荘などに向けて製造・販売する。
 バレルサウナは、「フィンランドなどの北欧で主流のたる型のサウナ」と同社。円形にすることで、ロウリュ後の蒸気が対流し、「蒸気が落ちてくる心地よさがある」という。
 開発の経緯について、同社の吉田拓生社長は「海外のバレルサウナを体験しサウナの心地よさに感動し、日本で一家に一台の文化を広めていきたいと感じた。コロナ禍の中で、複数人が共有するサウナ施設よりも、家族や仲間内だけのプライベートで使えるサウナがあれば、もっと安全にサウナライフが思う存分楽しめると思い、プライベートサウナの製造販売を開始した」と話す。
 同サウナは、山梨の大工、サウナストーブの溶接職人、国産ヒノキ製材屋と提携し完成させた、「山梨県発」「道志村発」といえる製品。吉田社長は「山梨県道志村は古くからの大工が多いが、仕事が少ないため、バレルサウナを地元で全国販売すれば仕事が増え道志村の雇用を増やせると考えた。山梨県の溶接職人の仕事も、鉄製まきサウナストーブを作る事で、雇用につながると考えている」と話す。
 「山梨県のヒノキを使う事で地産地消にも貢献できると感じている。山梨県はアウトドアサウナを観光資源とすることを目指す『やまなし自然サウナととのいプロジェクト』を推進しており、山梨県、そして道志村をサウナ文化のメッカにするため、バレルサウナの普及を進めていきたい」とも。
 重量は、本体=200キロ、まきサウナストーブ=100キロ。定員は4人。価格は120万円。本社の敷地にバレルサウナの体験展示場も開設している。
バレルサウナの内部
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