過疎化が進み人口951人と、全国の町で最も少ない早川町で、町内の事業所に人材を派遣する事業組合が設立された。通年雇用が難しく、繁忙期には人手不足になり収益を上げられない事業所を支援し、収益性を高め安定的な雇用と他地域に劣らない給与水準を確保する。3月に始動し人口流出に歯止めを掛け、移住者の増加につなげる考えだ。【山本悟】
組合は「早川地域づくり事業協同組合」。町が呼びかけ、特産品の製造販売や直営店を運営する町南アルプスふるさと活性化財団や町森林組合、体験農園の運営や都市交流事業などを展開するNPO法人と老舗旅館の4事業者が出資、2021年12月に発足した。町観光協会内に事務局を置き職員1人を専従させる。