受験シーズンを前に、北杜市オオムラサキセンター(同市長坂町富岡)は、オオムラサキのサナギが羽化した後の抜け殻を使った「
羽化(うか)
るお守り」(税込み500円)を限定販売している。
紫色のお守り袋には、同センターの職員が昨年6~8月に採取した3センチほどのサナギの抜け殻を詰めた小瓶が収められている。
オオムラサキのサナギは葉の裏などに貼り付いて簡単には落ちないことから、「受験に落ちないように」との願いを込めてお守りにしたという。館内には、オオムラサキの羽化の瞬間を捉えた写真を飾った「羽化る神社」も設けられている。
冨樫和孝副館長(30)は「コロナ禍で世の中の空気が悪くなっているが、受験生にはオオムラサキのように力強く羽ばたいてもらいたい」と話す。
開館時間は午前9時~午後4時(最終入館は午後3時半)。問い合わせは同センター(0551・32・6648)へ。