富士川町長沢の㓛刀吉秋さん(70)方で、約3万6千個の発光ダイオード(LED)によるイルミネーションが家を彩っている。新型コロナウイルスの影響により昨年は中止しており、2年ぶりの輝きに新型コロナ収束への思いを込めた。 45年ほど前に長女を喜ばせるため、当時住んでいた県営住宅のベランダに電球を飾り付けたのが始まり。2年後に現在の自宅に移り住んでから、徐々にイルミネーションを増やしていった。 民家の外壁や塀を覆うように、赤や黄、青、緑などカラフルなLEDを設置。トナカイや雪だるま、鈴などを表現しているほか、サンタクロースのオブジェもある。マスクを着けたウサギやカエルの置物、18種類の花火を光で表現する装置も目を引く。 イルミネーションに見入っていた同町長沢の井上颯希君(9)と明希ちゃん(6)兄妹は「いろいろな色が点滅したり変わったりして、きれいだった」と話していた。 㓛刀さんは「新型コロナの県内感染者は少ない状況が続いているが、見学者には密にならないよう気を付けてほしい。来年は新型コロナが収束し、明るい年になってほしい」と話している。
カラフルな光 家彩る(山梨日日新聞)