コロナ収束後に外国人観光客が増えることを見据え、甲府市は市内の観光地を路線バスで楽しめるルートを紹介した冊子の外国語版を10月に作成した。JR甲府駅前の観光案内所で無料で配布している。
市内を走る路線バスは、通勤・通学客がいる平日に比べ、休日の利用者が少ない。市は休日に観光目的で乗ってもらおうと、昨年3月に日本語版を作成。今回は同じ冊子を英語と中国語、韓国語に訳した。
冊子はA4判5ページで、バスの発着時間や運賃、見所などを掲載。山梨交通の路線バスに乗って1日でまわれるモデルコースとして、〈1〉昇仙峡、金桜神社方面〈2〉ワイナリー「サドヤ」、県立美術館方面〈3〉武田神社、甲斐善光寺方面〈4〉遊亀公園付属動物園、県立考古博物館方面――を紹介している。
市交通政策課の下山聡課長(56)は「路線バスは座席の位置が高く、乗車時の景色もより楽しめる。観光する際の交通手段としてぜひ検討してほしい」と話した。問い合わせは同課(055・237・5109)へ。