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2021/10/19

飲食店の認証取得率、地域差大きいのはなぜ?

飲食店の認証取得率、地域差大きいのはなぜ?

認証店制度はアクリル板の設置や座席間隔の確保、換気の徹底などを点検し、基準を満たす飲食店にお墨付きを与えるしくみです。全都道府県が導入しています。日本経済新聞が1日時点の認証状況をたずねたところ、取得率が最も高いのは山梨県の98.8%で、東京都の79.2%、福井県の72.6%、埼玉県の72.0%が続きました。
山梨県は2020年5月に導入するなどいち早く普及に取り組み、「Go To イート」の対象を認証店に絞るなどの優遇措置も功を奏しました。福井県は認証店で使える割引クーポンをスマートフォンに配信しています。認証取得には設備導入や消毒の徹底など負担が大きいため、優遇措置を取り入れる地域で取得率が高い傾向がみられます。
取得率が最も低いのは島根県の0.3%で、北海道、青森、秋田、岡山、高知、鹿児島を含む7道県が10%を下回りました。全国に広がる認証制度ですが基準はまちまちです。認証取得に必要な対策の項目数は福井県と鳥取県が60を超す一方、岐阜県は4、徳島県は5。取得への手間が異なり、飲食店の不公平感を招くおそれがあります。
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