山梨県の県有地問題を背景に、対立が続く県議会について。
9月21日に、この問題を調査検証する特別委員会の廃止を決めましたが、9月30日この問題に関する新たな特別委員会の設置を求める2つの議案が審議されました。
県議会は、9月21日に県有地に関する特別委員会を結論を出さないまま廃止する議決を行いました。
これに対して廃止に反対し、知事と距離を置く会派自民党誠心会は「議論の場がなくなる」などとして、県有地や公共施設などを含めた県有資産を対象とした特別委員会の設置案を提出。
一方、廃止に賛成し知事と近い自由民主党・山梨など3つの会派は「裁判中の事案は、司法の判断を待つべき」などとして、富士急行に貸している山中湖村の土地を除いた県有地を対象とする特別委員会の設置案を提出しました。
9月30日は、この2つの案について審議が行われ、先に採決された自民党誠心会の案は3つの会派の反対などで否決。
一方、3つの会派の案には「議論の場を確保するため」として自民党誠心会も賛成に回り、賛成多数で可決されました。