パラリンピックの警備に派遣された警察官がトラブルを起こした問題で県警は10人を処分した。トラブルを起こした警察官の上司も禁止されている飲酒を認めていた。県警によると先月28日、パラリンピックの警備で派遣された警察官7人が宿舎の同じ部屋で酒を飲んだ。その後、6人が風俗店を利用するため外出した際路上で通行人と口論になり、警視庁の警察官が駆けつける事態となったという。県警は一連の行動を主導した甲府署に勤務する30代の警部補を減給10分の1、1か月の懲戒処分とした。警部補は「多くの人に迷惑をかけ反省している」と話していて、自ら2階級降格を申し出たという。また、派遣先で禁止されている飲酒を認めたとして上司にあたる50代の警視と40代の警部も減給10分の1、1カ月の懲戒処分とした。このほか警部補と行動を共にした警察官については本部長訓戒や所属長注意の処分としている。県警の大泉雅昭警務部長は「職員に対する指導を再徹底し信頼回復に努める」としている。
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