まん延防止等重点措置などの解除を受け9月16日夜、山梨県甲府市のライブハウスが1か月ぶりに営業を再開します。
コロナによる苦境を独自の営業努力や県の新たな助成制度で乗り切ろうとしています。
甲府市湯村のライブハウスです。
こちらでは山梨県の休業要請に応じ、先月16日から休業し9月16日夜、1か月ぶりに営業を再開します。
休業の間、企画していたライブ20件はすべて中止を余儀なくされ、新型コロナの感染拡大以降は客数を通常の3分の1に制限し、売り上げは厳しい状況が続いています。
こうした中、安心してライブを楽しんでもらえるよう、マスクの提供やステージと客席の間に透明のスクリーンを設置するといった感染症対策も徹底しています。
さらに減少した売り上げを補おうと、ライブのオンライン配信やオリジナルのTシャツやマグカップの販売にも取り組んでいます。
こうした地道な努力の中、弾みとなりそうなのが、県が今月7日に方針を打ち出した、ライブハウスなど小規模施設での音楽イベントへの助成制度です。
グリーン・ゾーン認証施設が主催する音楽イベントや、オンライン配信などに支給される見込みで、ライブハウスは新たな取り組みに期待を寄せています。
一方、県は8月14日から22日までの特別休業要請で、グリーン・ゾーン認証施設を対象にした協力金の支払いと、まん延防止等重点措置に伴う協力金の申請受付を9月17日に開始する見通しです。