今年の夏山シーズンに、山梨県側の吉田口登山道から富士山に登山した人は、約6万5000人で過去最少となりました。
調査は富士吉田市が、7月1日の山開きから9月10日までの夏山シーズンの期間中、吉田口登山道の6合目安全指導センターで行いました。
それによりますと、この期間中の登山者は6万5519人で、新型コロナウイルスの影響がなかったおととしと比べ、約12万人減少し、統計が残る1981年以降、過去最少となりました。
登山者が最も多かったのは、8月28日の3389人、最も少なかったのは、8月15日の7人でした。
登山者数が過去最少となった要因について富士吉田市は、緊急事態宣言などで人の移動が制限されたことや、お盆や週末に天候の不安定な日が続いたためとしています。