富士吉田市は富士山登山鉄道構想の賛否を問う全国アンケートの2回目の中間報告を発表しました。全体では反対が6割を超え、富士吉田市民の回答も反対が8割を上回っています。アンケート調査はさまざまな立場からの意見を集めようと富士吉田市が10月17日から市のホームページ上で行っているものです。市によりますと調査開始から先月末までのおよそ1カ月半で全国から1万2531人の回答が寄せられ、このうち「反対」と「どちらかと言えば反対」は合計で全体の61%、「賛成」「どちらかと言えば賛成」の合計は39%でした。地元の富士吉田市民1233人の回答を見ますと反対寄りの人が85%と8割を超えました。賛成寄りの人は15%に留まっています。アンケート調査は先月末が締め切りでしたが地元で開かれた県の説明会に人が殺到したことや構想について多くの意見が寄せられたことから調査期間を年末まで延長しました。アンケート結果を受け富士吉田市は1月下旬に山小屋関係者や観光業者などと富士山の今後を考える意見交換会を実施すると発表し、市は県や静岡側の自治体も招きたいとしています。
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