都内在住の会社員・Aさんは、数年前、山梨県の別荘地にある物件を友人の紹介で0円で取得した。窓からは富士山が望める。
「子どもも大きくなり、一緒に出かけることもなくなったので、週末をひとりで過ごせる別荘があったらいいなと思っていたところ、最近増えている0円物件の話を耳にして購入するに至りました」(Aさん、以下同)
結果的にAさんはこの“0円物件”を、2年後に250万円で売却することに成功した。なぜそのような“別荘わらしべ”ができたのか。
「自分は友人の紹介でしたが、空き家の増加もあって0円物件を紹介するサイトはたくさんあります。別荘地であれば管理費もかかり、固定資産税などのコストがかかる。また、規約で別荘の使用方法が規制されていることもあるので、物件を早く手放したいと考える人も少なくない。なので案外、伊豆や熱海、軽井沢、那須といったいわゆる有名別荘地でも格安物件はあるようです」