
コンビニ大手ローソンは、今後の新規出店のうち1~2割を過疎地域とする計画を明らかにした。2024年度までの5年間の平均出店数から計算すると年50店前後となる。コンビニは都市部での出店が基本だが、地方では人口減少や高齢化に伴いスーパーの撤退が相次ぎ、食品の購入に困難を感じる「買い物弱者」が増加。生鮮品などの品ぞろえを強化して売り上げを確保する。地域住民の「憩いの場」としての店舗づくりにも工夫を凝らす。
担当者は「過疎地域の出店は商売として成り立つことが前提だ。地方のニーズを捉え、持続的な店舗運営をしていきたい」と話している。