<行動するシンクタンク>
2024年12月、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に日本の「伝統的酒造り」が登録された。日本酒、本格焼酎・泡盛など、杜氏(とうじ)・蔵人(くろうど)などがこうじ菌を用い、長年の経験に基づいて築き上げてきた日本の伝統的な酒造り技術が世界で認められるという喜ばしいニュースであった。
甲信地方は良質な水に恵まれ、冷涼な気候の下で酒造りが盛んに行われている。関係者は消費の拡大に期待を寄せているだろう。また近年は、日本産酒類の海外での需要が拡大傾向にあり、アメリカやアジアを中心に輸出量は年々増えている。